3ページ【2日目 その1】
空港でごろ寝することもなく,ベッドで平和に眠りましたが,午前4時前に目が覚めてしまいます。
これが時差ボケというやつです。
ニューヨーク時間午前4時は日本時間午後の17時。つまりはさっき寝ていたのは日本時間のお昼寝です。日本の続きなら,軽いお昼寝で目が覚めてもそんなものの時刻です。
飛行機は午前7時40分発で,空港にとっとと着いて朝軽く何か食べるつもりでしたので,午前4時にモーニングコールとタクシーを頼んでありましたが,その前のお目覚めでした。
ということで,とっとと出発の支度をします。
午前4時にフロントへ降りていったら,入り口からタクシーの運転手が「待ってました」とばかりに駆け寄ってきました。
で,チェックアウトを済ませ,K君がもしもの時に持っていてくださいと日本で渡してくれた100ドル札をフロントで両替しようとしたら,運転手が両替しなくても自分ができますと言って,タクシーに乗るのをせかせたのでした。
(左:まだ夜が明けきらぬジョン・F・ケネディ国際空港の入り口)
それにしても「備えあれば憂いなし」,もしものために預けてくれた100ドル札が役に立つとは!
で,このホテルからジョン・F・ケネディ国際空港のターミナル8までは30ドルでした。
(左:ジョン・F・ケネディ国際空港からマイアミ国際空港までの空路)
でもここで一つ失敗しました。タクシーの領収書をもらうのをすっかり忘れたのです。無駄にアメリカン航空の欠航のせいでニューヨークに泊まったのだから,このタクシー代も無駄な出費。なので,アメリカン航空に請求するために何でも領収書をもらっておくべし,という娘の助言を忘れて,領収書もらうのをすっかり忘れたのでした。あ〜あ。
ま,いいか,空港でごろ寝せず,1泊1人3万円以上するホテルに泊まれたので,600ドルのところを30ドルで泊まったと思おう,と世の中いい方に考える。
(左:空港の中のマンハッタンの絵。右:空港の中の林檎のオブジェ)
あとはターミナル8にあった「Mezze Cafe」というところでサンドイッチとコーヒーを買って,軽い朝食。アメリカでようやくほっとしたひととき。
(下:これから乗る飛行機をパノラマモードで撮影)
(左:ニューヨーク,ジョン・F・ケネディ国際空港を飛び立つ)
ということで,ニューヨーク,ジョン・F・ケネディ国際空港からマイアミ国際空港まではアメリカン航空AA2017便。
7:40発,10:50着。
これはほぼ定刻通りに飛びました。
空路は上の写真。この飛行機ではGPSレシーバーは順調に衛星の電波を受信していました。
で,ちょうど昼過ぎでしたので,昼呑みの時間とばかり,有料のビールを注文しました。
「Heineken(ハイネケン)」と「Goose(グース)IPA」。
どちらも10ドル。日本円にしたら1500円以上だから高い!けど,呑むこと優先。
アメリカ初ビールだ!
ちなみにマイアミ空港の「Cafe Versailles」でもコロナビールが9.25ドルだからこんなものでしょうか。つまりはアメリカは物価が高い!
ついでながらおやつをくれましたが,甘そうでしたので撮影だけで食べません。代わりに日本から持参の「亀田のつまみ種」を食べました。なじんだ味だねえ。
右の写真はマイアミの海岸。海で白く見える波のあとはボートで遊んでいる様子。
左は高度を下げている時に見えた「マイアミ・オーパ・ロッカ・エグゼクティブ空港」。
民間と軍の共用の空港らしい。
右は着陸間際に見えた道路。いったい何車線あるんだという感じ。日本ではあり得ない広さ。
それだけアメリカは広くて,豊かな国だとわかる。
ついでに飛行機の乗り換えにしかアメリカにはいなかったのですが,物価が高いとつくづく感じましたねえ。
マイアミ国際空港にはお昼前について,次の飛行機まで1時間あまり。
軽く何か食べようと,空港内をうろつき「Cafe Versailles」というキューバ料理の店が,ビールが見えたのでそこでEmpanadas(エンパナーダ)なるものを食べて,ビールを呑みました。
昨日のニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に続いて中南米料理2回目。いよいよここから始まる中南米料理。
Empanadas(エンパナーダ)をはじめとして,今回いただいた中南米料理の解説は「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の中にいろいろと出てきますので,ご覧あれ。
さて,続いてマイアミ国際空港からコスタリカのファン・サンタマーリア国際空港まではアメリカン航空AA597便。
11:59発,12:54着。
時刻のひき算だけすると55分間で,まるで1時間もかからず着くようですが,実際の飛行時間は3時間。アメリカとコスタリカの標準時の違いに加えて,アメリカはサマータイム実施中。3時間経っても時計は1時間だけ進むという混乱の極み。
この飛行機ではアメリカン航空が欠航便の代わりに取ってくれた飛行機なので,座席指定はなく,窓際ではなかったのでGPSレシーバーが時々衛星の電波を受信し損ねています。そのため,飛行経路は途中の一部(左の写真)。
それと,窓からの写真は撮れなかったので,飛行中の写真はありません。
ということで,ほぼ定刻の午後12時50分にファン・サンタマーリア国際空港に着陸したのでした。
ニューヨーク,ジョン・F・ケネディ国際空港での軽い朝ごはんの報告は「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「Mezze Cafe」のページへどうぞ。
マイアミ国際空港での軽い昼ごはんの報告は「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「Cafe Versailles」のページへどうぞ。
コスタリカの最新の状況については「在コスタリカ日本国大使館」のウェブサイトが一番充実していて様々なリンクもあります。
概要をちょっとだけまとめると,以下のようになります。
国名
正式名称は,Republica de Costa Rica。通称,Costa Rica。
公式の英語表記は,Republic of Costa Rica。通称,Costa Rica。
「コスタリカ」とはスペイン語で「rica(豊かな)costa(海岸)」という意味です。英語で言えば「rich Coast」ということです。
面積
5万1100平方キロメートル(九州と四国を合わせたくらいの面積)
日本は約37万8000平方キロメートルなので,日本の7分の1くらいということです。
人口
約521万人(2023年 世界銀行)
日本の人口は2025年現在では約1億2355万人なので,日本の23分の1くらいということです。
人口密度で比較すると,2022年ではコスタリカは98人/平方キロ,日本は327人/平方キロなので,日本の方が3倍ほど密ってことです。
首都
サンホセ(標高1200メートル)
首都であり最大都市であるサンホセには推定33万3980人が住んでおり,周辺の都市圏には約200万人が住んでいます。
首都サンホセ市始め,カルタゴ市,エレディア市,アラフエラ市等で構成される首都圏(GAM)には,全人口の約51%の人々が生活しています(2018年,国家統計局(INEC)調査)。
民族
ヨーロッパ系及び先住民との混血が多数で,中南米系(ニカラグア系,コロンビア系,ベネズエラ系),ジャマイカ系,先住民系,ユダヤ系,中国系などの人々が住んでいます。
言語
スペイン語
観光地のレストランではスペイン語のほかに英語表記でメニューの説明がありましたが,地方都市ではメニューはスペイン語のみ。
また,観光地では英語が通じるものの,地方都市ではほとんど英語は通じありません。
気候
北緯10度に位置するこの国では,低地のカリブ海側や太平洋側の低地部は年平均気温摂氏30度の熱帯ですが,サンホセ市を中心とする中央盆地の平均気温は摂氏25度前後で年間を通して大きな変化はありません。
季節は大きく乾期と雨期に分かれ,概して12月〜4月が乾期,5月〜11月が雨期に当たります。
乾期にはほとんど雨は降らず,日中の日差しが強い上に強い風が吹き,かなり埃っぽい時期といえます。他方雨期には午後ほぼ毎日雨が降り,湿度も高くなるので蒸し暑さを感じることもあります。
サンホセの湿度は年間平均約80%,年間降雨量は約1800mmです。太平洋,カリブ海沿岸の低地は高温多湿の熱帯性気候を有しています。
旅をした時は雨期で,ほぼ毎日雨が降る時間帯がありました。太陽を見たのは短い時間でした。しかもシウダー・ケサダは湿度は高く,毎日90%以上で,持っていった記録用のノートは2日で湿気でヘロヘロ状態でした。
そのためお札も紙ではなくプラスチック製ということでした。
宗教
カトリック教(国教,但し信教の自由あり)
行った町の中心には教会があり,その向かいには公園があるというそんな町ばかりでした。
経済
主要産業は農業(バナナ,パイナップル,コーヒー等),製造業(医療器具),観光業。
「コーヒー&チョコレート ツアー」の時ガイドさんに言われましたね。「我が国の主な産業は何だと思いますか?」「コーヒー?バナナ?」「いえいえ,こうやってみなさんが来てくれることです。」と。つまりは観光産業は重要な収入源ということです。
GDP(名目)
865億ドル(2023年 世界銀行)
一人当たりGDP 1万6595ドル(2023年 世界銀行)
ちなみに日本の2024年GDPは609兆円(ドルに換算すると4兆1234億ドル,2025年8月のレート)
日本の一人あたりのGDPは2023年で3万3849ドル。
通貨
コロン(¢)
コスタリカコロンの表記は現地では「¢」のほかによく「CRC」と表記してありました。
為替レート
1米ドル=510¢(2024年11月)
1 円=3.42¢(2025年8月)
1000CRC=292.4円なので,現地での買い物ではコロンを3で割って,だいたいの日本円だと思って買い物していました。
現地でよく呑んだビールの「imperial」缶(350ml)はスーパーマーケットだとだいたい1000コロンで,300円ほど。日本よりもちょっとお高めという感覚。ただし,野菜,果物類は豊富で安い。パイナップル丸ごと3個で1000コロン(1個100円)という感じ。
また観光地の買い物ではドルが使えるところが多い。いや,値段の表示がそもそもドルでした。
ちなみに消費税は13%。
GPSレシーバーの記録をグーグルアース(Google Earth)上に表示したものです。
マイアミ空港からファン・サンタマーリア国際空港までの空路は窓際の席ではなかったので途中GPSレシーバーが衛星電波を受信していません。
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